ラース・フォン・トリアー監督の映画。
地球に巨大惑星が衝突する内容なのでSF的ですが、例えば「アルマゲドン」のように衝突を未然に防ぐ努力をするような人々を主人公にしないで、田舎の豪邸に住むメンヘラ姉妹を主人公にした心理劇です。
この姉妹と姉婿(ジャック・バウアー)の死に際の、浮き足立って、往生際が悪く、見苦しい気もする、利己的な、じたばたする様子を、綺麗な映像と、息苦しいストーリーで表現しています。
第一部で妹(キルスティン・ダンスト)のメンヘラ振りが垣間見れますが、第ニ部では姉(シャルロット・ゲンズブール)までもメンヘラだということがわかり、それに関わる姉婿が可哀想に感じました。
しかし巨大惑星が衝突するわけですから地球全滅なわけで、冷静にしろと言われても厳しいでしょうが…
最後の方で、巨大惑星の衝突が確実になってくると、姉婿はいち早く自殺しますが、これはもうメンヘラ姉妹にはかまってられない、最後くらい一人で死なせろという叫びを感じました。
実はこの時、巨大惑星の衝突がもしかして回避されて、まるで「ミスト」のような終わりになるのではないかと勘ぐっていましたが…ラストは既にネタバレしています。
キルスティン・ダンストは個性的な顔立ちで、好きな女優の一人でしたが、本作もなかなか良かった。
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